18F-FDGを用いた全身PET撮像の標準的プロトコールを改訂
2018年10月9日
PET核医学委員会・PET撮像法標準化小委員会
このたび、「18F-FDGを用いた全身PET撮像の標準的プロトコール」を改訂しました(第3版)。
本来の標準的プロトコールの考え方は、施設によらずまたPET装置(PET/CTを含む)の機種によらず、18F-FDGを用いた全身PET撮像にて一定の画質と定量性が得られ、SUVが一定の範囲に収まるようにすることを目的としています。ところが最近の新しいPET装置では新しい画像再構成法が導入され、定性的に腫瘍への異常集積を検出しやすくなる一方で、定量性が不十分であったり、SUVが所定の範囲を逸脱する事例が見られたりするようになりました。そこで、標準的プロトコールに基づく撮像法(画像再構成法)とは別に、定性的な腫瘍の検出を重視した新しい画像再構成法も採用できるように、2種類の画像を作成することができることを明記しました。
改訂後の文書は「分子イメージング戦略会議からの文書一覧」に掲載されています。