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I-131(1,110MBq) 外来投与講習会について

会  告I-131(1,110MBq)による残存甲状腺破壊(アブレーション)の外来治療における適正使用に関する講習

一般社団法人日本核医学会 理事長 玉木 長良

平成10年の厚生省医薬安全対策課長通知「放射性医薬品を投与された患者の退出について」によれば、患者退出条件として、1)投与量に基づく退出基準、2)測定線量率に基づく退出基準、3)患者毎の積算線量計算に基づく退出基準の3基準が示されているのは周知のごとくである。我が国においては、本基準1)および2)により運用されているのがもっぱらであるが、内照射療法治療病室の不足から本治療環境が悪化しており、その改善が早急に求められるところである。平成21年に、腫瘍・免疫核医学研究会 甲状腺RI治療委員会(委員長 日下部きよ子先生)により上記基準3)にしたがって実施された「I-131 30mCi投与・退出における安全管理に関する研究」により、この方法の妥当性が示された。しかしながら、十分な配慮無しにこの方法が広く応用されてしまえば、公衆に対する放射線被ばく増大と、それによる社会不安惹起に繋がりかねない。したがって、厚生労働省指導の下に、実施施設には適正施行講習を実施施設に義務づけることとなった。この方針に則り、第10回日本核医学会春季大会(5月7日~9日)開催時に、下記のごとく本件に関する講習会(5月7日)を施行する。なお、本講習は、今後も年1回を目処に開催する予定である。

 

第1回I-131(1,110MBq)による残存甲状腺破壊(アブレーション)の外来治療における適正使用に関する講習会
日時:平成22年5月7日(日本核医学会春季大会初日) 13:00~18:00
会場:タワーホール船堀(日本核医学会春季大会会場)
東京都江戸川区船堀4-1-1
対象:本治療実施に関わる医師およびその放射線管理に関わる診療放射線技師
(各施設医師および技師各1名の受講が治療施行に際して必須)
受講応募:第10回日本核医学会春季大会Webにて応募
(会場の制約で受講人数に限りがありますので、受付は先着順とし、定員に達し次第締め切らせていただきます。受講決定の方へは、申し込み各個人宛てに受講案内をお出しいたします)

受講料:1人につき10,000円(クレジット払いのみ)
連絡先:日本核医学会事務局
〒113-0021 東京都文京区本駒込2-28-45 (社)日本アイソトープ協会内
TEL:03-3947-0976  FAX:03-3947-2535
E-mail: