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ANM論文の機関リポジトリ登録のお願い

リポジトリをご存じでしょうか。各大学などの機関の図書館は、自機関の論文をデータベースとして残す取組をしています。これらはインターネットの通常の検索エンジンで、容易に検索されるようになっています。つまり、大学など各機関が所属者の論文や業績を対外的に情報発信するための、いうなれば機関データバンクです。WEB上に公開されるため、全世界からアクセスが可能です。これをうまく使うことにより、個々の研究者が自分の業績を世の中にアピールできることに加えて、所属機関のアピールにもなります。世界への露出度は非常に高いものがあります。

リポジトリに論文登録することにより、論文をオープンアクセス化(学会員でなくても全文閲覧可能ということと理解ください)することに繋がります。これによる露出度増大は非常に大きいものがあります。リポジトリに登録することをグリーンオープンアクセスと表現します。

具体的には、ANMに論文が記載された”後”に、”ご自分の受理された最終原稿”を大学の図書館に提出いたします。その際に、提出原稿のfootnoteかacknowledgementに、ANM何年何号何ページに掲載されているということを明記し、Springerサイトの当該論文のURLを貼り付けてリンクを張っていただけると結構かと存じます。ちなみに、SpringerのPDF(Springer HPにある掲載版)を提出することは認められていませんのでご注意ください。

リポジトリ登録では、著者には費用は一切発生しません。リポジトリは大学における設置が主ですので、市中の病院勤務の場合にはその機関のリポジトリは存在しませんが、共著者に大学所属の方がおられるような場合には、共著者の所属図書館での掲載が可能であろうと思います。また、昔の論文でも、大学に所属されていた時の論文は、以前の所属大学のリポジトリに登録可能です。機関リポジトリの一覧はhttp://www.nii.ac.jp/irp/list/をご覧ください。

ご自分の仕事を広く知っていただくために、また、ANMの活性化のために、ANM論文のリポジトリ登録を是非お願いします。

編集委員会委員長 絹谷清剛