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畑澤順名誉会員SNMMIの2025年Kuhl-Lassen Award受賞

2025年6月22日、日本核医学会名誉会員の畑澤順先生が米国核医学会(SNMMI)の脳イメージング評議会(Brain Imaging Council)の最高賞であるKuhl-Lassen Awardを受賞されました。先生は東北大学大学院医学研究科で脳の加齢性変化の形態学的研究で博士号を取得された後、東北大学RIサイクロトロンセンターでの勤務を経て、日本の脳神経核医学の黎明期であった1980年代初めに英国Hammersmith病院や米国国立衛生研究所(NIH)に留学し、PETを中心とした脳機能研究を学ばれました。帰国後は東北大学や秋田県立脳血管研究センター、大阪大学で脳神経核医学の方法論開発や、脳血管障害、てんかん、脳腫瘍、神経変性疾患などの様々な疾患の病態をPETやSPECTを用いて解明されました。本賞は脳機能イメージングの研究で卓越した貢献と最高水準の業績を挙げた科学者を対象に授与されるものであり、国内外で脳神経核医学を長年牽引されてこられた先生の努力と功績が本賞の受賞によって世界的に認められました。日本核医学会はこれを大変名誉なこととして誇りに思い、ここに会員の皆様にお知らせする次第です。

BIC Kuhl-Lassen Award:https://snmmi.org/Web/Research-Publications/Grants–Awards–and-Scholarships/Awards/BIC-Kuhl-Lassen-Award/Overview.aspx

SNMMI 2025受賞記念講演タイトル: Human brain maturation and flexibility studied with PET and SPECT
(ニューオリンズ、現地時間2025年6月22日)

阪和インテリジェント医療センター
下瀬川 恵久