日本核医学会PET撮像施設認証制度の変更について
日本核医学会は、高品質で信頼性の高い臨床研究を行うことを目的に、「日本核医学会PET撮像施設認証制度」(以下、本制度)を定めています。本制度は、日本核医学会分子イメージング戦略会議(千田道雄委員長)、PET核医学委員会(細野眞委員長)、PET撮像施設認証小委員会(織田圭一委員長)を中心に2013年から順調に運営され、PETを用いた臨床研究の質の向上に貢献してきました。
このたび、本制度をさらに発展させ持続可能なものとするために、また、臨床研究だけではなくPET診療の質をさらに向上させることを目的に、2019年9月1日を目処に、本制度の変更を行うことが2019年度第1回理事会で決定されました。詳細は追って広報しますが、変更の骨子は以下の通りです。
1.これまで外部の監査機関を指定して依頼していた、認証のための監査や評価の実務について、外部 への依頼を廃し、日本核医学会内の組織が行う。
2.主にPET診療での撮像の質を認証する「PET撮像施設認証(I)」と、主にPETの臨床研究を行う場合を対象とした「PET撮像施設認証(II)」の、二種類の認証を行う。前者は訪問監査を廃し簡略化した認証制度、後者は従来のPET撮像施設認証に相当する。
3.日本核医学会内に新たにPET撮像施設認証制度委員会(藤井博史委員長)を置き、本制度を運営する。
現在、PET撮像施設認証を受けておられる施設やこれから受けるまたは更新される施設に対しては、不都合が生じないよう配慮いたします。
本制度の変更について、ご質問などありましたら日本核医学会事務局までお問い合わせください。
2019年2月20日
日本核医学会
畑澤 順 (理事長)
松田 博史 (PET撮像施設認証制度検討委員会 委員長)
藤井 博史 (PET撮像施設認証制度委員会 委員長)
千田 道雄 (分子イメージング戦略会議 委員長)
細野 眞 (PET核医学委員会 委員長)
橋本 順 (教育・専門医審査委員会 委員長)
立石 宇貴秀 (診療ガイドライン統括委員会 委員長)