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論文投稿時のANM論文引用のお願い

会員の皆様におかれましては、ANMへの投稿や査読へのご尽力をいただきありがとうございます。
編集委員会は、ANMの国際認知度向上のため、本年からEJNMMIと連携企画を開始しました。互いに各雑誌の掲載論文を紹介することにより、両誌の掲載論文の国際的露出度を上げることを目的にしています。ANM側の紹介review論文は、すでにEJNMMIにonline firstとして掲載されています。
http://link.springer.com/article/10.1007/s00259-016-3468-4/fulltext.html
さて、ANMは近年国際認知度を向上させてきたかとは思いますが、より一層の向上にはさらなるプロモーションが必要であると感じます。ANM論文をANM論文に引用すること(self-citation)はimpact factor向上に繋がるとは言え、国際認知度向上目的にはあまり効果を発揮しません。また、過度のself-citationは、国際的には雑誌の評価を低下させ、さらには、impact factor取り消しにも繋がりかねません。
これらのことを考慮すると、国際認知度向上には、ANM掲載論文が国際他誌に掲載される論文に引用されることが求められるのかと考えます。したがって、学会会員諸氏におかれましては、研究成果をまとめた論文をANM以外に投稿する場合には、ANM掲載の関連論文を1編でも引用して頂くことをお願いしたいと思います。また、種々のガイドラインをANMに掲載していますが、これらを積極的に掲載することにより、日本核医学会の活動を世界にアピールすることになります。
ANMは国際プロモーションに関わる科学研究費を獲得しており、来年度が最終年度です。現在、国際学会でのANM紹介に関わる経費、優れた論文のOpen Access経費の学会負担などに活用しています。来来年度にもおそらく、類似テーマの科学研究費が設定されるであろうと推察されます。これを獲得し、継続的にプロモーションを行う事が、ANMの発展に必要であると確信します。そのためには、会員の皆様の上記点におけるご協力が必須です。編集委員会を代表し、皆様のご協力をお願いする次第です。

一般社団法人 日本核医学会
編集委員長
絹谷清剛