一般社団法人日本核医学会への名称変更

平成20年12月

会 告

会員各位

一般社団法人 日本核医学会
理 事 長 遠藤 啓吾

 

平成20年12月1日付けで平成13年に制定された「中間法人法」が廃止となり、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律、公益社団法人及び公益 財団法人の認定等に関する法律、その施行に伴う関係法律の整備等に関する法律によって、「有限責任中間法人日本核医学会」は、「一般社団法人日本核医学 会」に移行しましたのでお知らせいたします。

今後とも会員の皆様方のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
 
 

ご挨拶

一般社団法人 日本核医学会 
理事長  遠藤 啓吾
(群馬大学大学院医学研究科)

 

昭和39年に設立された日本核医学会は、平成20年12月から一般社団法人になりました。これまで有限責任中間法人でしたが、公益法人に関する新しい法律の施行に伴い、この度「一般社団法人日本核医学会」として出発いたします。
新しい定款では、核医学会の目的は「核医学の研究、教育及び診療の向上を図ることによって学術の発展に寄与する」となっています。放射性同位元素(RI) を有効に使った病気の診断、治療を通じて、患者に望まれる安心、安全な核医学診療を行うことによって国民の医療に貢献いたします。
ブドウ糖(グルコース)代謝を画像化するPETが一般病院で行われるようになり、核医学診療は大きく変わりました。これまでの核医学は骨、心臓、脳の検査 が主流でしたが、それに加えて癌の画像診断を行うPETが一気に普及し、社会的にもPETという言葉が認知されました。撮影された画像がCTなどに比べて 劣るという核医学の弱点は、Cをと同時に撮影し、融合画像を作ることにより解決しました。PET/CT一体型装置、SPECT/CT装置が開発され、その 有用性が明らかとなっています。
さらに最近、メタストロン、ゼヴァリンと相次いでRIを使う治療薬が認可されました。RIを用いるバセドウ病、甲状腺癌のヨード-131治療は歴史が古 く、核医学診療の原点なのですが、それ以降わが国では新しい核医学治療薬はほとんどなく、待ちに待った新しい治療薬です。ストロンチウム-89、イットリ ウム-90という新しいベータ線核種を使うので、診療にあたっては講習会の受講が義務付けられています。関連学会と共同で講習会を開催しており、すでに受 講された会員も多いことでしょう。
医療の分野は大変な変革期にあり、少子高齢化に伴った医療制度改革、包括支払い制度の採用、医師不足、後期高齢者医療制度など社会問題、政治問題にまでなっています。核医学も例外ではありません。
SPECT検査件数が減少傾向にあります。若い会員を増やさなければなりません。忙しい医師が核医学になじむ時間が減っていることもその原因のひとつでしょう。優れた機能診断としての核医学を多くの国民、医療関係者に知ってほしいのです。
核医学専門医、核医学指導医、PET核医学認定医と、核医学を安全に有効に使っていただくための制度を充実させました。核医学専門医は平成17年2月から「専門医の広告」ができますので、もっと多くの核医学専門医を養成しなければなりません。
核医学の発展には放射性薬剤、撮影装置の開発が不可欠です。核医学は医師に加え、診療放射線技師、医学物理士、看護師、薬剤師など多くの職種の方々の協力があって初めて良い診療ができます。
平成20年10月の第48回日本核医学会学術総会から日本核医学技術学会学術総会と一緒に開催されるようになり、成功をおさめました。来年もふたつの学会が学術総会を同時開催されることでしょう。
核医学の発展には多くの方々の協力が欠かせません。会員の皆様と力をあわせ核医学の発展に励みます。今後ともご指導、ご鞭撻をお願いする次第です。

役立つ情報

 

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診療報酬等