English Page診療用放射性核種国内製造に関わる要望書提出
日本原子力研究開発機構（JAEA)大洗研究所の高速実験炉”常陽”を用いたMo-99、Ac-225、Ir-192などの医療用放射性核種製造の要望書を、日本医学放射線学会、日本放射線腫瘍学会、日本臨床腫瘍学会、日本癌治療学会、日本泌尿器科学会、日本泌尿器腫瘍学会の各理事長との連名で、文部科学省研究開発局長とJAEA理事長に提出しました。
学会からの提出に連動し、核医学診療国民会議、パンキャンジャパン、がんサポートコミュニティ、腺友倶楽部などの患者をサポートする組織からも提出しました。
これまでの国内における議論は加速器による製造が主なものでしたが、原子炉による製造も選択肢として残すべきと考えます。高速実験炉は、福島第一原子力発電所で事故をおこした沸騰水型原子炉とは異なり、規模が小さく、かつ、事故リスクが非常に小さいものです。常陽を稼働し医療用応用することにより、上記核種の国内需要の多くをカバーすることができます。
日本核医学会理事長
絹谷清剛
