Japanese
Title新しい小型放射線検出器 (CsI) について - エネルギー分解能と臨床経験 -
Subtitleノート
Authors牧野元治*, 川上憲司*, 森豊*, Tapani LAHTINEN*, 森国城**
Authors(kana)
Organization*東京慈恵会医科大学放射線医学教室, **クリアパルス
Journal核医学
Volume29
Number2
Page291-294
Year/Month1992/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」CdTeは小型放射線検出器として, 本邦でも臨床応用の可能性が示されて以来, 心機能特に, 心駆出率の無拘束モニタリングの方法として利用されている. また最近さらに軽量のCsIを用いた検出器の臨床応用も試みられている. 今回, われわれもCsI(Tl)と半導体ダイオードとの組み合わせによって, 小型高感度のガンマ線検出器を開発したので, 基礎的検討を行い臨床応用の可能性について報告する. 「II. 方法」今回試作したCsIクリスタルの大きさは, 14mm×14mm×10mm(CsI-A)と, 14mm×14mm×2mm(CsI-B)の二つである. 各クリスタルの表面に10mm×10mmのフォトダイオード(外形14mm×14mm)をアクリル系のエポキシで, はりつけた. おのおののクリスタルは, 3mm厚の鉛板で遮蔽した. CsIシンチレータからの発光周波数は赤色領域の540nm付近であるが, フォト・ダイオードのピーク感度(720nm)とは少しずれているため, ダイオードによって得られる電子-正孔対は低効率となる(約1/3).
Practice臨床医学:一般
KeywordsCsI, Miniatured gamma detector, Energy resolution, Ventilation study.

【全文PDF】