Japanese | |
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Title | 多結晶型ガンマカメラ (SIM-400) によるRI心機能検査 - 心動態ファントムを用いた検討 - |
Subtitle | ノート |
Authors | 岡尚嗣*, 西村恒彦*, 汲田伸一郎*, 植原敏勇*, 下永田剛*, 与小田一郎* |
Authors(kana) | |
Organization | *国立循環器病センター放射線診療部 |
Journal | 核医学 |
Volume | 28 |
Number | 10 |
Page | 1193-1198 |
Year/Month | 1991/10 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」現在核医学検査に汎用されているガンマカメラは, 平板状のヨウ化ナトリウム(Nal(Tl))単一結晶を使用した単結晶型カメラ(アンガー型カメラ)である. このカメラの特長として, 優れた空間分解能, 広い視野と良好な視野均一性, 多様なコリメータを使用できることなどがあげられる. しかし, 高分解能を得るために結晶を薄くしているため, γ線の検出効率は良好ではない. また高計数率領域での数え落としが多いなどの問題も持っている. このため, ファーストパス法による心機能解析には必ずしも適しているとはいえない. 一方, 小さな角柱状のヨウ化ナトリウム結晶を縦横にマトリックス状に並べた構造の検出器を持った多結晶型カメラ(ベンダー型カメラ)も考案され, オートフルオロスコープ(システム77)の名称で使用されている. オートフルオロスコープの結晶の厚さは単結晶型カメラの約3倍であり, きわめて優れた感度および400kcpsの計数率特性を持ち, ファーストパス法に追従できる性能を有し, 心機能解析に用いられている. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Multi-crystal gamma camera (SIM-400), Cardiac phantom, Ventricular function. |