Japanese
Title新しい放射性医薬品99mTc-DTPA-HSA (テクネチウムヒト血清アルブミンD) を使用したRIアンギオグラフィの有効性の検討
Subtitleノート
Authors山田雅文*, 棚田修二*, 最上博*, 望月輝一*, 宮川正男*, 安原美文*, 飯尾篤*, 濱本研*
Authors(kana)
Organization*愛媛大学医学部放射線科
Journal核医学
Volume25
Number11
Page1291-1297
Year/Month1988/11
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 RIアンギオグラフィに現在使用されている薬剤は, 99mTc標識人血清アルブミン(99mTc-HSAと略), あるいは99mTc標識赤血球(99mTc-RBCと略)などである. しかしながら99mTc-HSAは, 静注投与後に血管外への漏出がみられ生体内での安定性に問題があるといわれている. 一方, 99mTc-RBCはin vitroの標識では手技が煩雑であり, in vivoの標識ではあらかじめピロリン酸を静注投与することが必要であり, また, 被検者の個人差による標識率の低下が指摘されている. Diethylenetriaminepentaacetic acid(DTPA)は, Bifunctional chelate剤であり, 99mTc等放射性核種とタンパク質分子を強固に結合させるため, 安定した放射性金属標識体が得られる. そこで, HSAにDTPAを結合させ, より安定な99mTc標識体であるテクネチウムヒト血清アルブミンD(99mTc-HSA-Dと略)が開発された. 本剤は従来の99mTc-HSAに比べ生体内安定性にすぐれており, 今回, 本剤を用いたRIアンギオグラフィを施行し, その有用性を検討したので報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsRadionuclide angiography, Technetium-99m-DTPA-human serum albumin, Peripheral vascular disorders, Spermatic varicocele

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