Japanese
Title67Ga-citrateによる腫瘍シンチグラフィで集積像を示した心臓線維腫の成人例
Subtitleノート
Authors古寺邦夫*, 津田隆志*, 相沢義房*, 荒井裕*, 柴田昭*, 中沢聡**, 江口昭治**, 木村元政***, 小田野幾雄***, 酒井邦夫***, 笠原経子****
Authors(kana)
Organization*新潟大学医学部第一内科, **第二外科, ***放射線科, ****南部郷総合病院内科
Journal核医学
Volume22
Number10
Page1557-1562
Year/Month1985/10
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. 緒言」 成人の心臓線維腫はきわめて稀な疾患であり根本的な治療は手術による摘出であるが, 近年, 断層心エコー図, 核医学検査など非侵襲的検査方法の発達により正確な術前診断が可能となってきた. 特に核医学検査は心エコー図による心臓腫瘍の局在, 性状診断にさらに詳細な情報を与える有力な検査法として注目されてきている. 最近われわれは心室頻拍を主症状とした22歳の男性の心臓線維腫例で腫瘍摘出により心室頻拍が消失した症例を経験したが, その診断過程において核医学検査法が有用であり, また炎症所見を伴わない良性腫瘍に67Gaが集積するという興味ある所見を得たので報告する. 「II. 症例」 症例 : 22歳, 男子学生. 主訴 : 動悸. 家族歴, 既往歴 : 特記すべきことはない. 現病歴 : 昭和55年4月, 健診で不整脈を指摘されたが特に精査していない. 58年7月の健診で再び不整脈を指摘され, この頃から頻回に動悸を感じるようになった.
Practice臨床医学:一般
KeywordsCardiac fibroma, 67Ga-citrate myocardial scintigraphy, SPECT, 201Tl myocardial scintigraphy, Cardiac blood pool scintigraphy

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