Japanese
Title骨シンチグラム用核種の骨外腫瘍異常集積
Subtitleノート
Authors早坂和正*, 天羽一夫*
Authors(kana)
Organization*旭川医科大学放射線科
Journal核医学
Volume19
Number8
Page1243-1248
Year/Month1982/9
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 Tc-99mリン酸化合物は, bone seeking agentとして広く用いられている. リン酸化合物が骨以外の病変部, たとえば転移性腫瘍, 肺癌, 乳癌などの原発性悪性腫瘍, 心筋梗塞部などに集積する例が報告されている. われわれもTc-99m Methylene Diphosphate (MDP) が, 骨外腫瘍に一致し, 異常集積を示した14例を経験した. これら症例およびbone seeking radionuclidesのextraosseous accumulationに関する若干の考察を加えて報告する. 「II. 方法および対象」 20mCiのTc-99m-MDPを静注し, 3時間後に島津製LFOVまたは東芝製GCA-401型を用いて撮像し, 全身および部分像を検討した. 対象は, 1977年4月より1981年3月までの4年間における骨シンチグラム999例のうち, 骨外悪性腫瘍に異常集積した14例である. 内訳は Table 1 に示す通りで, 直腸癌の肝転移3例, 神経芽細胞腫, 肺癌おのおの2例, 肺癌の腎転移, 副腎腺癌の肝転移, 白血病, 乳癌のリンパ節転移, 下肢のmalignant fibrous histiocytoma, 横紋筋肉腫, 下腹部の脂胞肉腫再発, 各1例ずつであった.
Practice臨床医学:一般
Keywordsbone seeking agents, extraosseous accumulation calcification, tumor necrosis, local hypervaseulavity

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