Japanese
Title副腎原発Neuroblastomaにみられた放射線照射後の99mTc-MDP腎集積の変動
Subtitleノート
Authors竹林茂生*, 小野慈*, 松井謙吾*
Authors(kana)
Organization*横浜市立大学医学部放射線医学教室
Journal核医学
Volume18
Number6
Page859-862
Year/Month1981/7
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」骨シンチグラムにおける99mTc-リン酸化合物の腎集積像によって腎の異常が指摘されることは, しばしば経験される. 放射線照射を受けた腎では, 99mTc-リン酸塩の腎集積は減少するが, 逆に腎集積が増加した例は少なく, 文献上Lutrinら, Wistowらによって報告されているにすぎない. 今回われわれは放射線照射後の骨シンチグラムにおいて, 99mTc-MDP腎集積の経時的変動を示した症例を経験したので, 若干の文献的考察を加えて報告する. 「II. 症例」〔症例〕4歳, 男子 主訴:発熱 家族歴, 既往歴:特記すべきことなし. 経過:昭和54年3月, 発熱のため近医を受診し貧血を指摘され, 精査の目的で入院した. 骨髄穿刺にてNeuroblastoma様の細胞浸潤が認められ, また尿中VMAは陽性, 血中VMAも高値であり, さらに血管撮影の所見より, 左副腎のNeuroblastomaが最も考えられ, 4月21日, 左副腎腫瘍全摘術が施行された.
Practice臨床医学:一般
KeywordsNeuroblastoma, Bone Scintigram, 99mTc-MDP, Radiation Nephritis, Renal Tubules

【全文PDF】