Japanese
TitleラジオアッセイによるTIBC, UIBCの微量測定法
Subtitleノート
Authors林大三郎*, 斎藤宏**, 牧健太郎***, 中沢信彦***
Authors(kana)
Organization*名古屋大学医学部附属病院アイソトープ検査室, **名古屋大学医学部放射線医学教室, ***第一ラジオアイソトープ研究所
Journal核医学
Volume16
Number8
Page1431-1440
Year/Month1979/11
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「はじめに」アイソトープによるUIBC測定法はBothwellらにより開発され, その後種々の変法が試みられた. それらの測定法での相違点はトランスフェリンに結合した59Feと未結合の59Feの分離方法にある. 鉄イオン吸着剤として炭酸マグネシウム, チャコール, イオン交換樹脂, などが用いられたが, いずれも遠心分離操作が必要であった. 遠心を必要としない方法としてはレジンの顆粒を用いることができるが, 静置後上清を取り分けなければならない. またレジンスポンジを用いても遠心は省けるがレジンスポンジの洗浄が必要であり, この方法では鉄イオンの吸着除去能力が不十分であった. 斎藤の開発したレジンストリップ法ではピペット操作は血清を鉄バイアルに加える時のみであり, 遠心分離操作も不必要になった. また, 斎藤はTIBCのラジオアッセイ法を開発した. この方法は血清鉄の除去に酸とレジンを用い, そのあとUIBCと同様にレジンストリップと59Feを用いて測定するもので, 鉄の汚染のない精度の高い方法である.
Practice臨床医学:一般
KeywordsTotal iron-binding capacity, Unsaturated iron-binding capacity, Serum iron, Microradioassay, Saturation analysis

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