Japanese
Title多発性骨髄腫に合併した全身性アミロイドーシスの骨シンチ所見と類似所見の考察
Subtitleノート
Authors小野慈*, 野沢武夫**, 児玉文雄***
Authors(kana)
Organization*横浜市立大学医学部放射線医学教室, **横浜市立大学医学部病院中央放射線部, ***横浜市立大学医学部第1内科学教室
Journal核医学
Volume16
Number6
Page965-968
Year/Month1979/9
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「はじめに」アミロイド沈着部位に99mTc-diphosphonateが集積する所見は, 1975年VanAntwerpらにより報告され, 肩および股関節部の異常集積が指摘されている. Kulaらは大腿部, 心臓に, Badaらは大腿部に, Venekらは肝に, それぞれ異常集積のあることを報告しているが, 本邦では未だ報告例をみない. 多発性骨髄腫に合併した全身性アミロイドーシスの症例を経験したので報告するとともに, 本症の異常集積像と類似する骨シンチ所見について考察する. 「症例」53歳, 女性 主訴 ; 貧血, 腰痛, 下肢浮腫および疼痛. 家族歴および既往歴 ; 特記することなし. 入院10ヵ月ほど前より膝の運動制限が現われ, つづいて下肢浮腫が出現, 近医を受診し整形外科的治療を受けていた. 入院3ヵ月前より運動制限に加えて疼痛が出現し, 当院整形外科を受診, リウマチ様関節炎の診断にて治療を受けたが, 貧血, 高血圧の精査を目的に当院内科に入院した.
Practice臨床医学:一般
Keywordsmultiple myeloma, amyloidosis, bone scan, soft-tissue uptake

【全文PDF】