Japanese
Title多方向腎スキャンの臨床的意義
Subtitleノート
Authors伊藤和夫*, 小柴隆蔵**, 古舘正従*
Authors(kana)
Organization*北海道大学医学部放射線科, **市立札幌病院放線科
Journal核医学
Volume16
Number2
Page229-233
Year/Month1979/4
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「1. 緒言」現在, 各臓器スキャンは, 多方向スキャンがルーチンに施行されている. 肝の4方向, 脳スキャンの4ないし5方向, 心筋スキャンの4ないし5方向, 肺区域モデルからみた肺血栓症の局在性をより正確に描出するために提唱された6ないし8方向の肺血流スキャン. 腎の多方向スキャンに関しては, すでに各成書および各論文内に散見される. しかし, その必要性に関しては詳述されていない. この論文では, 腎の解剖学的位置とスキャン方向の関係を明らかにし, 多方向腎スキャンの臨床的必要性について詳述した. 「2. 方法」多方向腎スキャンは, 総合的腎シンチグラフィーの一環として, 腎血流スキャンおよび血液プールスキャン施行後にルチーン検査として, 施行した. 検査は, すべて腹臥位にて施行した. 手順は99mTc-グルコネート (CIS, TCK-10) 10mCiをBolus静注し, 腎血流スキャンと血液プールスキャンを直後に施行, 静注後, 1.5時間ないし2時間後, backgroundの低下をまち, 後面像を300K〜500K countsのpreset countにて撮影した.
Practice臨床医学:一般
KeywordsKidney, Scan, 99mTc-gluconate

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