Japanese |
Title | 固相化抗体を用いたT3摂取率測定法 - スパックT3 Uptakeキットの検討 - |
Subtitle | ノート |
Authors | 小西淳二*, 高坂唯子**, 奥野龍與*, 遠藤啓吾*, 進藤俊彦*, 笠木寛治*, 鳥塚莞爾* |
Authors(kana) | |
Organization | *京都大学医学部放射線核医学科, **京都大学医学部附属病院放射線部 |
Journal | 核医学 |
Volume | 16 |
Number | 1 |
Page | 63-70 |
Year/Month | 1979/2 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「はじめに」血中のサイロキシン (T4) はその大部分がT4結合蛋白, 主としてT4 binding globulin (TBG) に結合している. そこで125I標識トリヨードサイロニン (T3) を血清に添加して, TBG中のT4結合部分への結合率を測定すると, 間接的にTBGの不飽和部分の量を知ることができる. この方法は, direct saturation analysisと呼ばれ, Hamolskyによって開発された131I-T3赤血球摂取率にはじまり, 以後種々の改良法が広く行なわれている. このT3摂取率は血中T4量により左右されるので, 甲状腺機能をあらわすことになり, また, 一方TBGそのものの変動をも反映する. CPBA法およびRIA法の進歩により血中T4の直接測定が容易となった今日では, T3摂取率の意義は主として後者すなわちTBG量の変動や, TBGの結合能の変化の検出にあるといえよう. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | T3 uptake, SPAC T3 Uptake kit, Antibody-coated tube |