Japanese
Title骨スキャンの99mTc-MDP (Methylene diphosphonate) の検討
Subtitleノート
Authors戸張千年*, 福岡良樹**, 金海洋雄*, 村井昌允*, 安島正敏*, 黒沢洋*
Authors(kana)
Organization*東邦大学附属大森病院放射線科, **東邦大学附属大森病院整形外科
Journal核医学
Volume15
Number2
Page267-274
Year/Month1978/4
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract骨スキャンは, 従来85Sr, 87mSr, また18F等が使用されて来たがそれぞれ一長一短有り, スキャン像の画質の点で満足しえなかった. 一方, 17971年Subramanianらが99mTc-triphosphateによる骨スキャンの発表以来, 99mTcとリン酸塩との結合体が病態生理学的核医学検査に対してほぼ理想的な物理的性質を有していることから主流を占められ, その有用性について数々の報告が有る. 現在使用中および使用可能の99mTcとリン酸塩の結合体をTable 1に示す. これらのリン酸塩の骨スキャン機序は, 骨のhydroxyapatiteに親和性が有り, それらに安定な型として99mTcが結合して成立すると考えられる. 99mTc-MDPの骨スキャンの有用性は1973年Subramanianらによって初めて報告されている. 今回は第一ラジオアイソトープ研究所より提供を受けたdiphosphonateの一種である99mTc-MDP(Methylenediphosphonate)キットを臨床的に応用する機会を得たので報告する.
Practice臨床医学:一般
Keywordsbone scan, 99mTc-MDP, bone survey, metastatic bone tumor

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