Japanese
Title99mTc - MAAによる肺血流シンチグラフィーの使用経験
Subtitle使用経験
Authors古館正従*, 小倉浩夫*, 南幸諭**, 志田晃**, 大崎饒**, 宮本篤***
Authors(kana)
Organization*北大医学部放射線科, **北大医学部第一内科, ***北大医学部循環器内科
Journal核医学
Volume14
Number1
Page131-136
Year/Month1977/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」肺血流シンチグラムは1963年Taplinらにより131I標識のヒト大凝集アルブミン(略してMAA)が開発され, 1964年Wagnerらがこれを臨床に応用して以来, 肺局所血流分布を知るために, 簡便かつ, 有効な方法として広く臨床に応用されて来た. 近年, 99mTc核種の出現により, その物理的特性による臨床上の有用性のため, 131Iにとって替りつつあり, MAAについても同様に99mTc-MAAの臨床応用が試みられている, 99mTc-MAAの標識操作は繁雑さが著しく軽減され, 短時間かつ簡易なinstant kitとなり, 標識中の術者の被曝も軽減され, 臨床的効果が検討されつつある. 著者らはこのような標識の簡便な99mTc-MAAをA社製品について使用する機会を得たので, その臨床経験を報告する. 「II. 方法」A社の製品はバイアル中にMAA: 2mg, 塩化第一錫: 0.23mgと緩衝液: 1mlを含んでおり, 2〜8℃の冷蔵庫内に保存され, 使用時に取り出してバイアルを良く振盪, 巨大凝集粒子が見られないことを確認し, 99mTcO4-を1〜4ml注入して, バイアルを振盪後, 10分間放置することにより99mTc-MAAが得られる.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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