Japanese
Titleカラムを用いたT3RIAキット "セラリュートT3" の基礎的ならびに臨床的検討
Subtitle使用経験
Authors小野芳子*, 高坂唯子*, 遠藤啓吾**, 池窪勝治**, 小西淳二*, 森徹***, 鳥塚莞爾**
Authors(kana)
Organization*京大病院 中央放射線部, **放射線科, ***神戸市立中央市民病院 内科
Journal核医学
Volume13
Number1
Page31-38
Year/Month1976/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. 緒言」トリヨードサイロニン(以下T3)はGrossおよびPitt-Riversによって1952年に発見された. このホルモン作用も早くから注目されていたが, 血中の濃度が低いためその意義は明らかでなかった. 1970年BrownらがT3のラシオイムノアッセイ(RIA)を試みて以来, 高感度かつ特異性のあるRIA法が開発された. 一方, T3甲状腺中毒症の存在や, 血中でのT4(サイロキシン)からのT3への転換が知られるようになって, T3測定の意義は極めて大となり, ルチンの甲状腺機能検査の一つとして不可欠のものになった. 著者等はマイルス三共社の御好意によりカラム法を用いた新しいT3-RIAキット"セラリュート"法につき若干の基礎的ならびに臨床的検討を行なう機会を得, 本法の有用性を認めたので報告する. 「II. 測定原理および測定手技」Fig. 1は測定手技の説明図である. 測定原理は一般のRIAと同じで, 125I標識T3と標準物質または被検血清中のT3と特異抗体との競合的結合反応を利用するものであるが, 本法は血清中のTBGからのT3の遊離とB・Fの分離に特徴を有する.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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