Japanese | |
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Title | 平衡透析 - ラジオイムノアッセイによる血中遊離型サイロキシン測定法に関する検討 |
Subtitle | ノート |
Authors | 末廣美津子*, 尾森春艶*, 村上稔*, 福地稔* |
Authors(kana) | |
Organization | *兵庫医科大学核医学科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 28 |
Number | 11 |
Page | 1365-1373 |
Year/Month | 1991/11 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」活性型甲状腺ホルモンには, トリヨードサイロニン(T3)とサイロキシン(T4)の2種類が知られている. 血中濃度でみるとT3:T4=1:50とT4が断然多い. 血中におけるT4は, そのほとんどがサイロキシン(T4)結合蛋白と結合して存在するが, 実際のホルモン作用を発現するのは, 遊離型T4(free T4, FT4)であると考えられている. したがって, 臨床的には血中FT4を測定する意義は大きい. FT4の測定法としては平衡透析法がすぐれた方法として知られてきた. しかし, 多量の血清試料を必要とし, 操作も煩雑であるなどの難点があり, 日常臨床検査法として, 普及するまでには至らなかった. その後, radio-immunoassay(RIA)によるFT4の測定が可能となり, 広く普及するようになった. 最近, 新たに測定試料の平衡透析を行いFT4のみを固相化抗体法によるRIAで直接測定する方法がキット化され関心が向けられている. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Free thyroxine, Equilibrium dialysis, Radioimmunoassay. |