Japanese |
Title | 平衡透析法を用いた血中遊離サイロキシン濃度測定ラジオイムノアッセイキットの検討 |
Subtitle | ノート |
Authors | 飯田泰啓*, 高坂唯子*, 小林香津子*, 冨田恵子*, 日高昭斉*, 竹内亮*, 勝島慎二*, 御前隆*, 笠木寛治*, 小西淳二* |
Authors(kana) | |
Organization | *京都大学医学部放射線核医学科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 28 |
Number | 10 |
Page | 1213-1221 |
Year/Month | 1991/10 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」血中甲状腺ホルモンの大部分は血清蛋白と結合して存在し, ごく一部の遊離甲状腺ホルモンが末梢での代謝に関与すると考えられている. とりわけT4結合グロブリン(TBG)を主とする血中のホルモン結合蛋白の変動や結合阻害物質の存在する場合には, この遊離甲状腺ホルモンの測定が甲状腺機能の評価に重要であることが知られている. 従来, 遊離甲状腺ホルモンの測定法として, 平衡透析法, 限外濾過法, ゲル濾過法などが用いられ, また近年に至ってラジオイムノアッセイ(RIA)による測定法が種々開発されている. 平衡透析法は血中のホルモン結合蛋白の変動, 結合阻害物質の存在などがある場合にも, 遊離サイロキシン(Free T4)が正確に測定できる標準の方法である. 今回著者らは, キット化により操作の簡便となった平衡透析法を用いるFree T4 RIAキットを試用する機会を得, その基礎的検討を行うとともに臨床的有用性について検討した. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Free Thyroxine, Equilibrium dialysis, Radioimmunoassay. |