Japanese
Title座長のまとめ 血液
Subtitle第30回 日本核医学会総会座長のまとめ
Authors瀬戸光
Authors(kana)
Organization
Journal核医学
Volume28
Number5
Page554-555
Year/Month1991/5
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract(570-574) 演題570, 571 :井坂ではACD加生食およびACD加血漿において標識した111In-tropolone血小板の凝集能および血小板寿命の差異の検討がなされ, ACD加生食ではin vitroでの凝集能の低下を認めるも血小板寿命はACD加血漿使用時と有意な差は認めず凝集能の低下はin vivoでは可逆的であり, ACD加生食による標識法が有用であることが報告された. この標識法を使用してITPの重症度と血小板産生および崩壊過程の検討を行っているが症例数が少なく今後の研究成果が待たれる. 演題572 :末広, 573 :貞森では血中チミジンキナーゼの臨床的意義が報告された. 再生不良性貢血, 骨髄異型性症候群, 多発性骨髄腫では低い. 急性骨髄性白血病の活動期は高値となり, 寛解期では低値となる. 経過観察に有用であることが報告された. 演題574 :五十嵐では血中HBV-DNAの測定で使用される32Pのオートラジオグラフィでは数日の期間を要し, 定量性に乏しい従来の方法にイメージングプレートを使用するコンピューテッド・ラジオグラフィ(CR)法を開発した. この方法では9時間に期間を短縮でき定量性も優れているとの報告があった. イメージングプレートの均一性についての質問があり, 定量性については今後是非検討して頂きたい分野であり, 臨床応用が期待される.
Practice臨床医学:一般
Keywords