Japanese
Title座長のまとめ 腎
Subtitle第30回 日本核医学会総会座長のまとめ
Authors川村寿一, 伊藤和夫, 大石幸彦
Authors(kana)
Organization
Journal核医学
Volume28
Number5
Page553-554
Year/Month1991/5
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract(549-553) PETは比較的限られた施設でしか施行されない検査法であるが, これを用いた腎血流動態の把握は西陣病院(京都)のユニークな独壇場の感がある. ここでは3題(549, 552, 553席)が発表された. 549席(高田ら)は腎のO2消費量(率)を0-15 (H2O, CO2, O2)を用いて測定した. 腎におけるO2消費は大部分近位尿細管で行われるので, 同所の働きの指標であるNa再吸収(H2Oの再吸収量より計算)とはよい相関がえられた. 552席(稲葉ら)は腎摘後の残存腎の血流変化を0-15 H2O, CO2, を用いて測定し, 単位体積(CTにより腎体積を算出)当りの血流量の増加を観察した. 代償性肥大は腎血流の増加としてとらえられたが加齢により影響を受けた. 553席(牛嶋ら)は0-15 COの吸入法により腎血流量の測定を試み, 0-15 H2Oによる成績と比較したところ, 両者はよく相関した.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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