Japanese
TitleImmunoradiometric assay (IRMA) 法によるミオシン軽鎖I測定の臨床的意義と問題点
Subtitle≪ノート≫
Authors中居賢司*, 中居恵子*, 伊藤忠一*, 菊池正幸**, 中村悟**, 高橋恒男***, 柳沢融***, 鎌田潤也****, 柴田雅士****, 青木英彦****, 平盛勝彦****
Authors(kana)
Organization*岩手医科大学臨床検査医学科, **中央臨床検査部, ***放射線科, ****第二内科
Journal核医学
Volume28
Number5
Page517-522
Year/Month1991/5
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」心筋ミオシンは重鎖(分子量200kDa)と2種類の軽鎖(軽鎖I :分子量27kDa, 軽鎖II: 20kDa)のサブユニット構造からなっている. 重鎖の尾部はαヘリックス構造をとり, 2本がコイル状に互いに絡み合っている. 収縮に重要なATPase活性を有する頭部には, それぞれ一対の軽鎖Iと軽鎖IIが付着している. これらの軽鎖は構造タンパクとしては分子量が比較的小さく, 急性心筋梗塞症のような心筋壊死時に細胞内より容易に血中に流出すると考えられている. 今回, 基礎的検討および健常者, 急性心筋梗塞症, 腎疾患例, 心筋症例の血清心筋ミオシン軽鎖Iを測定し, その臨床的意義および問題点を検討した. 「II. 方法および材料」「1. 方法および基礎的検討」「1)標準曲線」標準曲線は測定ごとに作成(10回)し, その平均±標準偏差を求め, 安定性と再現性を評価した.
Practice臨床医学:一般
KeywordsCardiac myosin light chain I, IRMA, Acute myocardial infarction, Chronic renal failure.

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