Japanese
Title医学研究施設内で作られたRI標識モノクローナル抗体の臨床利用に関する指針
Subtitle資料
Authors(社) 日本アイソトープ協会 医学・薬学部会 標識抗体医学利用専門委員会
Authors(kana)
Organization
Journal核医学
Volume28
Number3
Page329-331
Year/Month1991/3
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. まえがき」生物工学的手法により作り出されるモノクローナル抗体は, 臨床医学への応用を目指して, 今や世界的規模で研究されている. その中にあって, 放射性核種 (RI) を標識したモノクローナル抗体を投与しての, がん, 心筋梗塞, 炎症, 血栓などに関する画像診断は, 諸外国ではすでに数多くの症例について行われており, 幾多の有望な成果も報告されている. また, この種の手法はさらに一歩進んで, がんの治療への応用の可能性をも秘めており, RI標識抗体についての臨床研究の持つ意義はきわめて大きいといえよう. しかるに, かかる現状を踏まえてわが国のこの分野を省みる時, 研究者たちの盛んな熱意にもかかわらず, 検討症例は諸外国に比べて格段に少ないために遅れること久しく, 甚だ残念なところである. その理由としては, 現在のわが国にはこのような抗体を人体に投与する場合の独自の使用指針がないためであり, いきおい外国からの輸入製品に頼らざるを得なくなってしまう点が挙げられる.
Practice臨床医学:一般
Keywordsguideline, clinical application, radiolabeled mouse monoclonal antibody, home-made.

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