Japanese
Title急性心筋梗塞症におけるTc-99m PYP心筋シンチグラフィープラナー像の半定量的評価法の再検討 - 生化学的方法, SPECT法, 心機能との比較 -
Subtitleノート
Authors後藤真彦*, 中田智明*, 能戸徹哉*, 鵜野起久也*, 田中繁道*, 久保田昌宏**, 津田隆俊**, 東海林哲郎***, 飯村攻*
Authors(kana)
Organization*札幌医科大学第二内科, **放射線科, ***救急集中治療部
Journal核医学
Volume28
Number3
Page315-322
Year/Month1991/3
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. 緒言」急性心筋梗塞における心筋壊死量の評価は, 治療指針, 合併症の予測やそれへの対策に加え, 最近広く普及してきた急性期における血栓溶解療法や経皮的冠血管形成術 (PTCA) の効果判定上も, 有用な指標となりうると考えられる. 心筋梗塞量の臨床的定量化には種々の方法が検討されているが, Tc-99mピロリン酸 (以下Tc-99m PYP) による急性心筋壊死のイメージングならびに定量的評価も極めて有用な方法の一つといえる. 現在まで, プラナー像による半定量的評価はParkeyの方法を基本とし, これを一部修正した方法が広く用いられてきた. 一方, single photon emission computed tomography (SPECT) の開発は, 壊死巣の三次元的イメージングとより正確な定量化を可能にしつつある. そこで本研究では, Tc-99m PYPプラナー像における取り込み強度の半定量的指標 (Parkey分類) がどこまで梗塞量を反映しうるか, その精度を, 生化学的指標, Tl-201 SPECT (二次元極座標表示法と心筋展開図法), およびTc-99m PYP SPECTによる各種心筋壊死の定量的指標を用いて検討し, さらに左室機能障害推定上の意義についての再評価を試みた.
Practice臨床医学:一般
KeywordsTc-99m pyrophosphate, Parkey分類, 急性心筋梗塞

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