Japanese
Title小児感染症および膠原病における血清2-5A合成酵素活性の有用性の研究
Subtitle≪ノート≫
Authors荒井孝*, 山本英明*, 坂本正文*, 恵田成幸*, 松本智尋*, 池井勝美*, 橋本宏*, 関孝**, 大谷智子**, 大石勉**, 城宏輔**
Authors(kana)
Organization*埼玉県立小児医療センター放射線部, **感染・免疫・アレルギー科
Journal核医学
Volume28
Number2
Page197-203
Year/Month1991/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」2'-5'オリゴアデニル酸(以下2-5A)合成酵素は, インターフェロン(以下IFN)で誘導される種々の蛋白質の一つである. 二重鎖RNAの存在下でアデノシン-5'-三リン酸(以下ATP)を基質として, アデニル酸を2'-5'ホスホジエステル結合で重合させる. 生成された2-5Aは, 細胞中に存在する不活性型RNaseを活性型に変え, m-RNAを分解することにより, 細胞やウイルスの蛋白合成を阻害する. また2-5A合成酵素は, IFN治療およびウイルス感染症などによって組織やリンパ球のみならず血清中でも高値になることが知られている. これまでも, ウイルス感染症では有意に高値を示し細菌感染症との鑑別の可能性が報告されている. われわれは, 小児領域での加齢による血清2-5A合成酵素活性の正常値を検討し, さらにウイルス感染症, 細菌感染症および膠原病について検索し臨床的意義について検討した.
Practice臨床医学:一般
KeywordsSerum 2-5 oligoadenylate synthetase activity, Viral infections, Bacterial infections, Collagen diseases, Childhood.

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