Japanese
Title座長のまとめ 肺
Subtitle第29回 日本核医学会総会座長のまとめ
Authors川上憲司, 内山暁, 井沢豊春, 鈴木輝康, 楢林勇, 金沢実
Authors(kana)
Organization
Journal核医学
Volume27
Number5
Page557-559
Year/Month1990/5
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract(490-496) 換気・血流のセッションでは, 133Xe, 81mKr, 99mTc-MAAなどを使用した検査法およびその利用法などについて, 7題の報告があった. 術後残存肺機能の予測は, 99mTc-MAAの開発以来, 種々の方法で試みられているが, SPECTの普及によって, 一層精度の高いものになりつつある. 玉井 (香川医大・放) らは, ファントム実験データで得た成績を臨床例に応用し, さらに精度の高い予測結果を得ている. 寺島, 島田ら (慈大・放, 三内) は, 従来の81mKr吸入法が, 必ずしもFazioの理論に基づいていないことをモデル実験によって証明し, 81mKr濃度を一定にする吸入法を開発し, 換気量と肺内放射能量との間に高い相関を得た. DPBに関しては, CTによる研究が盛んであるが, 福田 (筑波大・呼内) らは, DTPの局所肺機能について検討し, 両側下肺野における換気・血流の低下を指摘した. 神立ら (慈大・放) は99mTc-MAAによる下肢RIベノグラフィ後の肺内MAA分布を観察した結果, 不均等分布の多いことに気づき, 肺塞栓症に対するfalse positiveの可能性について報告した.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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