Japanese
TitleXe-133吸入法による局所脳血流測定時の終末呼気CO2濃度とその補正の必要性
Subtitleノート
Authors駒谷昭夫*
Authors(kana)
Organization*山形大学医学部放射線科
Journal核医学
Volume27
Number1
Page65-68
Year/Month1990/1
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 終末呼気CO2濃度は, 肺疾患がない場合動脈血炭酸ガス分圧 (PaCO2) をよく反映し, その変動は, 脳血流変動の要因となることはよく知られている. Xe-133吸入の脳血流測定法では, 鼻腔内高濃度のXe-133に起因する誤差を避けるために, フェースマスクよりマウスピースの使用が望ましいが, マウスピースによる呼吸は, 呼吸パターンの変化をきたしやすく, 終末呼気CO2濃度変動の一因となる. 日常の安静時検査において, 呼吸パターンはほぼ安定状態であるにもかかわらず, 終末呼気CO2濃度は, 被検者ごと, 検査ごとにかなり変動していることに気がついた. その変動や再現性の実態を整理し, 被検者の年齢, 体温, および入院, 外来の差異などの因子と, 終末呼気CO2濃度との対応づけを試みた. また, その変動が脳血流に及ぼす影響と, 日常の検査におけるCO2補正の意義, 必要性について考察を行った.
Practice臨床医学:一般
KeywordsRegional cerebral blood flow, Xe-133 inhalation method, CO2 correction, End-tidal CO2 Concentration

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