Japanese |
Title | SPECTによる心筋局所RI濃度変化の定量性の検討 - 試作ファントムによるTl-201とTc-99mとの比較 - |
Subtitle | ノート |
Authors | 上野孝志*, 岡部昭文**, 北畑佳紀*, 田中健***, 長谷川光男*, 加藤和三*** |
Authors(kana) | |
Organization | *心臓血管研究所付属病院放射線部, **日立総合病院循環器内科, ***心臓血管研究所付属病院循環器内科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 27 |
Number | 1 |
Page | 55-63 |
Year/Month | 1990/1 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」 近年, 回転型ガンマカメラによるsingle photon emission computed tomography (SPECT) がTl-201心筋シンチグラフィに応用され, 虚血性心疾患等の診断に重要な役割を果たしている. その有用性は従来のPlanar imageや7 ピンホールコリメータによる断層法に比べ, 欠損描出能が優れていることが報告されている. しかし, positron emission tomography (PET) に比しSPECTの場合, 定量的評価には問題があるとされている. 心筋SPECTの定量性を評価する場合, 人体に近似した構造のファントムが必要であるが, 市販されているファントムの中にはこの目的に適した構造のものはない. そこで, 心筋局所RI濃度変化に対する相対的な定量性 (以下定量性という) を検討する目的で, 人体に近似したファントムを試作した. このファントムを用いて人体に近い吸収体や散乱体およびバックグラウンドがある状態で心筋SPECTの定量性を検討した. また近年Tc-99m-t-butyl-isonitrile (TBI) やTc-99m-methoxy-isobutyl-isonitrile (MIBI) 等の心筋製剤も開発され, 画質の向上と同時に定量性の向上も期待されている. そこで今回の研究では, Tc-99mと従来より心筋製剤として広く利用されているTl-201の2核種について比較検討した. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Phantom study, Tl-201 and Tc-99m myocardial scan, SPECT, Quantitation, Scatter correction |