Japanese
Title99mTc-RBCsを用いた肝腫瘍部における時間放射能曲線 (Time Activity Curve) の検討 - 肝血管腫と肝細胞癌との鑑別 -
Subtitleノート
Authors山本洋一*, 吉田祥二*, 沢田章宏*, 上池修*, 森田賢*, 猪俣泰典*, 小原秀一*, 小川恭弘*, 前田知穂*, 赤木直樹**, 久保嘉彦**, 森田荘二郎***, 小谷了一***
Authors(kana)
Organization*高知医科大学放射線科, **放射線部, ***高知県立中央病院放射線科
Journal核医学
Volume26
Number12
Page1567-1573
Year/Month1989/12
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 肝腫瘤性病変の各種画像診断については, これまでに数多くの報告がみられるが, 特に頻度的に多い肝海綿状血管腫と肝細胞癌との鑑別診断の意義は大きい. このうち非侵襲的検査法である99mTc-RBCsを用いたRI Angiography-Pool imageは, 大きな血管腔への緩徐な流入充盈を特徴とする血管腫の病態を表現する優れた画像診断法としてFrontらにより報告されてきた. しかし, 肝海綿状血管腫と肝細胞癌の鑑別診断は, 各種画像検査法を用いてもなお困難な場合があり, これらの観点からRI Angiography-Pool imageについて検討した報告は少ない. この問題に対し, 杉村らはTime Activity Curveのパターン分類を行っている. 腫瘍の周囲には非腫瘍部があり, 腫瘍の存在する深さによって関心領域の放射活性の絶対値は強い影響を受けるものの, 放射活性の変化の割合には大きな影響を及ぼさないものと思われる.
Practice臨床医学:一般
Keywords99mTc-RBCs, Dynamic study, Time activity curve, Hepatocellular carcinoma, Hemangioma.

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