Japanese
Title直接法による抗甲状腺抗体測定キットの基礎的, 臨床的検討 - I. 甲状腺マイクロゾーム (ペルオキシダーゼ) 抗体 -
Subtitleノート
Authors長宗輝彦*, 梶田芳弘**, 中嶋良行**, 石田正夫**, 藤田洋一**, 八谷孝*, 中川雅夫*, 越智幸男***
Authors(kana)
Organization*京都府立医科大学第二内科, **南丹病院内科, ***滋賀医科大学検査部
Journal核医学
Volume26
Number10
Page1335-1342
Year/Month1989/10
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 甲状腺マイクロゾーム抗体の測定は, 橋本病やバセドウ病等自己免疫性甲状腺疾患の診断に繁用されている. 測定方法としては螢光抗体法, 補体結合反応, ラジオイムノアッセイ, 赤血球凝集反応 (MCHA) , 酵素免疫測定法等が開発されたが, 日常臨床ではタンニン酸処理血球凝集反応を利用したMCHAキットが使用されているのが現状である. 最近のマイクロゾーム抗原の研究から, 甲状腺ペルオキシダーゼ (TPO) が患者抗体が認識するマイクロゾーム抗原そのものであることが明らかとなった. 今回われわれはRSR社で開発された標識TPOを用いる甲状腺マイクロゾーム (TPO) 抗体測定キットを治験する機会を得たので, その基礎的および臨床的検討ならびに従来からのMCHAキットと比較し, その有用性を検討した. 「II. 方法」 1. 測定原理 ヒト甲状腺組織より抽出し高度に精製した標識TPOを用い, 希釈患者血清と反応後プロテインA懸濁液を加え, 遠心により標識抗原-患者抗体複合物を沈降せしめる.
Practice臨床医学:一般
KeywordsDirect method, Thyroid, Microsome, Peroxidase, Antibody

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