Japanese
Title201Tlと123Iによる2核種同時収集の限界 Limitation of Dual Energy Acquisition Using 201Tl and 123I
Subtitleノート
Authors中嶋憲一*, 滝淳一*, 分校久志*, 清水賢巳**, 松成一朗*, 久田欣一*
Authors(kana)
Organization*金沢大学医学部核医学科, **第二内科
Journal核医学
Volume26
Number9
Page1223-1226
Year/Month1989/9
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 心筋血流が201Tl心筋シンチグラフィによって容易に評価できるようになっているが, 近年さらに123I標識の放射性医薬品が開発され, 例えば脂肪酸や受容体の画像化が可能となってきた. これらのイメージングは, ポジトロン核種を用いなくてもシングルフォトン核種により心筋の血流, 代謝の評価ができるため臨床的有用性は高い. また近年, 2核種を同時に投与してその2核種の光電ピークでそれぞれデータ収集を行い, 他核種への影響を補正する収集法いわゆる2核種同時収集法が検討されるようになった. この方法は, 検査時間が短縮でき, 同時に2つのパラメータを求めることができる点で有用性が期待されている. 一方, 散乱線の分布は一定ではないために, 臨床例では補正係数をどのように設定するかが問題となる. この報告では心筋を対象に, 201Tlによる血流像と交感神経イメージング用剤である[123I]-meta-iodo benzyl guanidine (MIBG) を用いて, 相互の画像への影響すなわちcrosstalkを検討した.
Practice臨床医学:一般
Keywords201Tl, 123I, Myocardial scintigraphy, Dual energy acquisition, 123I MIBG

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