Japanese |
Title | 99mTc標識リン酸化合物の肝腫瘍への集積について |
Subtitle | ノート |
Authors | 大塚信昭*, 福永仁夫*, 森田浩一*, 小野志磨人*, 永井清久*, 柳元真一*, 友光達志*, 森田陸司*, 山本晋一郎**, 平野寛**, 木原彊***, 佐野開三**** |
Authors(kana) | |
Organization | *川崎医科大学核医学, **消化器内科 (I), ***消化器内科 (II), ****消化器外科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 26 |
Number | 4 |
Page | 559-563 |
Year/Month | 1989/4 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」 骨スキャン剤の骨外集積は種々の疾患や状態で観察されているが, 肝については悪性腫瘍の肝転移巣への99mTc標識リン酸化合物の集積は比較的頻度が高く, その原発巣として, 結腸癌, 乳癌, 肺癌などが知られている. さらに稀ながら肝原発の腫瘍自体への集積も報告されている今回われわれは原発性肝腫瘍2例および転移性肝腫瘍8例, 肝血管腫1例の計11例に, 99mTc-MDPまたは99mTc-HMDPの肝への集積を経験したので, 若干の考察を加えて報告する. 「II. 対象ならびに方法」 対象は昭和59年12月から昭和63年11月までの期間に, 本院核医学科において施行された骨シンチグラフィ 7,170例のうち, 肝への集積を示した11例である. 骨シンチグラフィは99mTc-MDPまたは99Tc-HMDP 20-25mCiを用いて行い, その静注後3時間目に全身像および肝集積部のspot像を得た. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | 99mTc-phosphorous compound, Bone scintigraphy, Extraosseous accumulation, Liver tumor |