Japanese
Title[57Co]ビタミンB12/[125I]葉酸ラジオアッセイキット (バクスタートラベノール) の基礎的および臨床的検討
Subtitleノート
Authors坂田裕行*, 飯野優子*, 木原数弘*, 杉村英一*, 佐藤邦夫*, 出村黎子*, 出村博*
Authors(kana)
Organization*東京女子医科大学附属病院ラジオアッセイ科
Journal核医学
Volume26
Number2
Page263-271
Year/Month1989/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 ビタミンB12および葉酸は造血ビタミンとして知られ, これらの欠乏はヒトにおける巨赤芽球性貧血の主要な原因となる. また, 肝障害時や慢性骨髄性白血病, 急性骨髄性白血病およびある種の悪性腫瘍では高ビタミンB12血症を伴うことが知られている. 従来, これらの測定は微生物学的測定法やラジオイムノアッセイ法(RIA)が利用されているが, 後者は操作が簡便で感度も鋭敏なことから広く利用されている. 現在のところ, ビタミンB12・葉酸ともにおのおの単独で測定されているが, [57Co]と[125I]の放出γ線エネルギー特性の差異を利用して同一試料からビタミンB12と葉酸を同時測定できるキットが開発された. 今回, われわれは牛乳葉酸結合蛋白と豚内因子を用いたCompetitive Protein Biding Assay法によりビタミンB12と葉酸を同時測定可能なvitamin B12/Folate Radioassayキット(バクスタートラベノール社)を試用する機会を得たので, その基礎的および臨床的検討成績につき報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsVitamin B12, Folate, Radioassay, Simultaneous measurement

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