Japanese
TitlePancreatic oncofetal antigen immunoradiometric assayキットの基礎的および臨床的検討
Subtitleノート
Authors長田篤雄*, 菰田二一**
Authors(kana)
Organization*埼玉医科大学RI研究施設, **生化学教室
Journal核医学
Volume25
Number12
Page1445-1455
Year/Month1988/12
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 Pancreatic oncofetal antigen(POA)はBanwoらによって報告されて以来, 多くの研究者によってその精製が試みられたが, 個々の報告において分子量および生化学的性格に違いがみられ, 現在のところ必ずしも統一的見解は得られていない. Gelderらは成人の膵臓癌から抽出したPOAに対する家兎抗体を得, この抗体を利用してロケット免疫電気泳動を行い, 膵臓癌患者血清中における高POA値, およびその診断上の高陽性率を報告した. 今回われわれは, Gelderらより供与されたPOAおよび抗POA抗体によるPOA immunoradiometric assay(IRMA)キットを塩野義製薬株式会社より提供を受けたのでその基礎的ならびに臨床的検討を行った. 「II. 試薬の内容と測定方法」 キットには標準濃度6バイアル(0.05, 0.1, 0.2, 0.4, 0.8, 1.6U/ml), I-125標識抗POAモノクローナル抗体(55.5KBq以下), 抗POAポリクローナル抗体固相ビーズ, 緩衝液および洗浄液のそれぞれが含まれる. Fig.1にその標準的な2-stepのアッセイ手順を示す. 方法は標準液の300μlに対して, サンプル10μlを添加し, これに緩衝液を300μl加えるもので, 求める成績は測定値を31倍したものとなる.
Practice臨床医学:一般
KeywordsPancreatic oncofetal antigen, Immunoradiometric assay, Tumor marker, Carbohydrate

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