Japanese
Titleモノクローナル抗体を用いたCA 130 RIAキット (D-7111) の基礎的ならびに臨床的検討 ; CA 125キットとの比較
Subtitleノート
Authors佐賀恒夫*, 遠藤啓吾*, 中島鉄夫**, 中島言子*, 松岡洋一郎***, 小泉満*, 河村泰孝*, 渡辺祐司*, 羽藤明子*, 国松美帆子*, 小西淳二*, 藤井信吾****, 森崇英****
Authors(kana)
Organization*京都大学医学部核医学科, **福井医科大学放射線科, ***三重大学医学部放射線科, ****京都大学医学部産婦人科
Journal核医学
Volume25
Number10
Page1163-1170
Year/Month1988/10
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」卵巣癌の腫瘍マーカーCA 125は, Bastらによりヒト卵巣癌培養細胞を用いて作製されたモノクローナル抗体OC 125により認識される分子量20万以上の糖蛋白質である. 血中CA 125抗原濃度の測定には, OC 125抗体を用いたIRMAが利用されており, 現在, 卵巣癌をはじめとする婦人科疾患の補助診断や経過観察に利用されている. 最近われわれは肺腺癌細胞で免疫して得た2つのモノクローナル抗体, 130-22, 145-9が肺腺癌組織のみならず, 卵巣癌組織とも反応することを見いだした. この抗体130-22, 145-9は, ともにCA 125抗原と反応するが, OC 125抗体とは異なった部位に結合することが明らかとなった. 抗体130-22をI-125標識抗体, 抗体145-9をビーズ固相化抗体としたone-stepサンドイッチ法IRMAが第一ラジオアイソトープ研究所により開発されたので, このCA 130 RIAキットの基礎的ならびに臨床的検討, 特にCA 125キットと比較した成績について報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsCA 125, IRMA, Tumor marker, Lung cancer, Ovarian cancer.

【全文PDF】