Japanese | |
---|---|
Title | 血清フリーT4およびフリーT3濃度測定の臨床的意義 - DPCフリーT4・フリーT3キットを用いた検討 - |
Subtitle | ノート |
Authors | 久保田憲*, 佐々木憲夫*, 高久史麿*, 内村英正** |
Authors(kana) | |
Organization | *東京大学医学部第三内科, **臨床検査医学 |
Journal | 核医学 |
Volume | 25 |
Number | 8 |
Page | 821-830 |
Year/Month | 1988/8 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」甲状腺機能の評価にあたっては, 血中の甲状腺ホルモン結合蛋白の量による影響を受けない遊離ホルモンの測定が有用である. しかし, 標準法である平衡透析法による測定は手技の繁雑さなどから日常臨床の場では普及せず, 遊離ホルモン指数が代用されてきた. 近年, RIAによる測定法が開発され, 特に甲状腺ホルモンアナログを用いた方法の導入により, 遊離甲状腺ホルモンの測定は広く行われるようになった. しかし, 今までの測定キットについては, 血中アルブミンや遊離脂肪酸によって測定値が影響を受けるという欠点が指摘されてきた. 最近, DPC社によってこの点の改良をはかったキットが開発され, われわれも使用の機会を得たので, 正常者, 甲状腺疾患患者, 非甲状腺疾患患者を対象に測定を行い, 血清遊離甲状腺ホルモン測定の臨床的意義について考察を加えた. 「II. 対象」健常者としては, 甲状腺腫を認めず, 血清総甲状腺ホルモンとTSHの値から, 甲状腺機能正常とされた成人男女120人を対象とした. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Free thyroxine, Free triiodothyronine, Radioimmunoassay, Thyroid disease, Non-thyroidal illness. |