Japanese
Title座長のまとめ 教育講演IV 呼吸器
Subtitle第27回 日本核医学会総会座長のまとめ
Authors飯尾正宏
Authors(kana)
Organization東京大学放射線科
Journal核医学
Volume25
Number7
Page683-683
Year/Month1988/7
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract画像診断による肺の病理形態学的解析は, 演者のライフ・ワークの一つである. 京都大学の高分解能CTによる高解像・肺断層が, 重なりをなくし, コントラストを高めて可能としてきた肺の微細構造の解析を, 多数の症例について提示された. 単純X線胸部写真と断層像および高分解能CTによる, びまん性・撒布性病変の詳細は伸展固定肺の軟X線撮影, マイクロスライサー標本の実体顕微鏡像, 通常の組織像と並べて提示され, 見事な専門的ショックの感さえあり, 聴衆を魅了するものがあった. 核医学, NMR-MRIも加わって, 今や肺病変もin vivoで細かく解析できる時代に入っている. 演者のことに高分解能CTを中心とした高水準の業績は, 今後核医学やMRIが呼吸器分野にどのような貢献の道を辿るべきかを示した, きわめて示唆にとんだ教育的講演であった.
Practice臨床医学:一般
Keywords