Japanese
Titleテクネチウムヒト血清アルブミンD (99mTc) 注射液の第I相臨床試験
Subtitleノート
Authors玉木長良*, 米倉義晴*, 西澤貞彦*, 藤田透*, 小西淳二*, 鳥塚莞爾**
Authors(kana)
Organization*京都大学医学部放射線核医学科, **福井医科大学
Journal核医学
Volume25
Number6
Page579-588
Year/Month1988/6
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 RIアンジオグラフィや血液プールシンチグラフィは, 非侵襲的に脳や心血管内の生理的血流動態や形態および機能に関する情報を定性的に, かつ定量的に得ることができるため, 日常検査として広く施行されている. 現在, これらの検査には, 99mTc標識人血清アルブミン (以下99mTc-HSA) およびin vivo標識99mTc-赤血球 (以下99mTc-RBC) が主に用いられている. しかし, 前者では標識率や体内での安定性に問題があり, 後者では2回静注が必要で, 標識率が一定せず, また投与された99mTcO4- に対する赤血球標識率が必ずしも高くないなどの問題を有する. このたび開発されたテクネチウムヒト血清アルブミンD (99mTc) 注射液は, 99mTcに対して強い配位能力を有するDTPA (ジエチレントリアミン五酢酸) を二官能基キレート剤として用いて99mTcで人血清アルブミンを標識するため, 従来の直接標識法による99mTc-HSAに比し, きわめて優れた標識率と生体内における安定性を有する.
Practice臨床医学:一般
Keywords99mTc-DTPA-human serum albumin, Pharmacokinetics, Cardiac blood pool imaging, Bifunctional chelate, Phase I study

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