Japanese |
Title | DPC・free・T4およびfree T3 RIA Kitによる血中遊離型甲状腺ホルモン濃度の測定 |
Subtitle | ノート |
Authors | 笠木寛治*, 高坂唯子**, 幡生寛人*, 徳田康孝*, 飯田泰啓*, 小西淳二* |
Authors(kana) | |
Organization | *京都大学医学部核医学科, **放射線部 |
Journal | 核医学 |
Volume | 25 |
Number | 6 |
Page | 569-578 |
Year/Month | 1988/6 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」 血中thyroxine (T4) およびtriiodothyronine (T3) は大部分がthyroxine binding globulin (TBG) を主とする血清蛋白と結合しており, これらのごく一部分, すなわちtotal T4の0.02%, total T3の0.2%がフリーの形で存在している. このfree T4およびfree T3が実際に組織で利用されることによりホルモン作用が発揮されるものと考えられ, したがって甲状腺機能の検査法としてはtotal T4およびtotal T3の測定よりも, free T4およびfree T3の測定の方が重要と思われる. これらの遊離甲状腺ホルモン濃度の測定法としては, 従来平衡透析法が主として用いられているほか, 限外濾過法やゲル濾過法などもあるが, いずれも手技が煩雑であり, 熟練を要するため, 日常検査として用いられるには至らなかった. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Radioimmunoassay, Free T4, Free T3, Albumin, TBG |