Japanese
Title血中Thymidine kinase活性測定法の基礎的検討とその血液悪性増殖性疾患での臨床的意義
Subtitleノート
Authors鳥住和民*, 間畠宏文*, 山田龍作*, 清水映二**, 岡本幸春**, 辻本真人**, 津田忠昭**, 大田喜一郎**
Authors(kana)
Organization*和歌山県立医科大学放射線科, **検査診断学講座
Journal核医学
Volume25
Number6
Page561-567
Year/Month1988/6
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 Thymidine kinase (TK) は細胞分裂のG1からS期にかけて関与するスカベンジャー酵素, すなわちThymidineがDNA代謝に組み入れられる時に, Thymidine mono-phosphateに変換させる働きをつかさどっている酵素である. この酵素は必ずしも細胞分裂の際に必須なものではないが, ある種のウイルスに罹患するとTK活性の誘導が引き起こされることや, DNA代謝異常を伴う悪性腫瘍では血中TKの活性が高まること等がこれまでに報告されている. そこで, 今回は [125I]iododeoxyuridineを基質としたradioenzyme assayによるSangtec Medical社のProlifigen(R)TK-REAキットに関する基礎的検討, ならびに血液悪性増殖性疾患を対象に血清中のTK活性測定を行い, DNA代謝異常マーカーとしての意義につき検討した.
Practice臨床医学:一般
KeywordsThymidine kinase, Radioenzyme assay, DNA metabolism

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