Japanese
Title111In-WBC・99mTc-Sn-Colloid Subtraction Scintigraphyによる肝膿瘍および横隔膜下膿瘍の描出
Subtitleノート
Authors齋藤知保子*, 伊藤和夫**
Authors(kana)
Organization*市立札幌病院放射線科, **北海道大学医学部核医学講座
Journal核医学
Volume25
Number3
Page271-276
Year/Month1988/3
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」従来, 上腹部の炎症巣の描出には, 67Gaシンチグラフィが利用され, また, 横隔膜下膿瘍の診断には, 肝および肺のcombined scintigraphyが用いられてきた. 近年, 欧米では炎症巣の局在診断に111In標識白血球シンチグラフィ(以下ILLSと略す)が汎用され, その有用性は諸家により報告されている. しかしながら, 111In標識白血球は通常, 正常な肝および脾に強く分布するため, 上腹部の炎症巣の描出が, 妨げられる可能性がある. Rovekampらは, 上腹部の炎症巣の診断率を向上させる方法として, ILLSと99mTc-Sn-colloidによる肝シンチグラフィのcomputer assisted subtraction法を報告している. 今回われわれは, 肝膿瘍2例, 横隔膜下膿瘍1例に対して同様に, ILLSと99mTc-Sn-colloidによる肝シンチグラフィのcomputer assisted subtractionを施行し, 病巣のより明瞭な描画を得たので, 報告する.
Practice臨床医学:一般
Keywords111In labeled leukocytes, 99mTc-Sn-colloid, Subtraction scan, Abscess.

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