Japanese | |
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Title | 131I-MIBGによる悪性褐色細胞腫の全身転移巣の検索 - 特に骨転移巣に対する99mTc-MDP骨シンチグラフィとの比較検討 - |
Subtitle | ノート |
Authors | 小沢尚俊*, 今枝孟義**, 関松蔵**, 小池茂文*** |
Authors(kana) | |
Organization | *岐阜市民病院内科, **岐阜大学医学部放射線科, ***第一外科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 25 |
Number | 1 |
Page | 97-103 |
Year/Month | 1988/1 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」最近, われわれは病理組織学的に確定診断のついた悪性褐色細胞腫2例に対して131I-metaiodobenzylguanidine (以下131I-MIBG)シンチグラフィを行い, その所見とその他の画像診断法, 特に骨シンチグラフィやX線CTから得られた所見とを比較検討するとともに, 若干の文献的考察を加えたので報告する. 「II. 症例」【症例1】45歳, 女性, 店員 主訴:全身倦怠感と頭痛 現病歴:昭和42年頃に慢性腎炎, 腎性高血圧症と診断されたが, 症状は軽度であったために放置していた. 昭和52年に一過性の右不全麻痺をきたした. 以後降圧剤の投与を受けていた. 昭和58年(45歳)に著しい全身倦怠感, 頭痛などを認め, 日々増強するので当科に入院した. 入院時所見:身長162.4 cm, 体重49 kg, 体温36.5℃, 坐位血圧152/100 mmHg, 坐位脈拍82/分/整, 顔面やや蒼白, 皮膚粘膜正常, 甲状腺腫なく, 表在性リンパ節を触知せず(ただし, 131I-MIBGシンチグラフィ施行時には右腋窩リンパ節を触知した). |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | 131I-MIBG scintigraphy, Malignant pheochromocytoma, 99mTc-MDP bone scintigraphy, Bone metastasis. |