Japanese | |
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Title | 膵癌胎児抗原 (Pancreatic Oncofetal Antigen) のImmunoradiometric Assay法による測定 |
Subtitle | ノート |
Authors | 大浪俊平*, 膳所富士男**, 黒田環*, 中田肇*** |
Authors(kana) | |
Organization | *産業医科大学放射線部, **第一外科, ***放射線科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 25 |
Number | 1 |
Page | 83-88 |
Year/Month | 1988/1 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」Pancreatic oncofetal antigen (POA)は, Banwoらにより始めて報告されたヒト胎児膵より抽出, 精製された胎児性蛋白である. 近年, POA定量測定法がわが国においても開発され, 各種悪性疾患, とくに膵癌患者で血清POA値が上昇することから, その臨床的応用が大いに期待されている. しかしながら, おのおのの測定法に用いているPOAの抗原性, 抗体の特異性あるいは測定法が研究者間で異なるため, 血清POA測定値およびその臨床成績もかなりの相違が認められている. 今回われわれはサンドイッチ固相法による血中POA測定キット(SD-8708, シオノギ製薬社製)を使用する機会を得て, 各種悪性腫瘍患者, 良性疾患患者および健常人の血中POA値を測定し, その臨床的有用性について検討したので報告する. 「II. 対象および方法」「1. 対象」対象は, 昭和60年4月から62年5月までの本院外来および入院患者のうち診断の確定した各種疾患患者350例である. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | POA, Immunoradiometric assay, Pancreatic cancer, Tumor marker. |