Japanese
Title運動負荷心筋スキャン (Planar image) による三枝病変を有する労作性狭心症の評価 Evaluation of Angina Pectoris with Triple Vessel Coronary Disease by Stress Thallium Scan
Subtitleノート
Authors浜田星紀***, 西村恒彦*, 植原敏勇*, 林田孝平*, 斉藤宗靖**, 住吉徹哉**
Authors(kana)
Organization*国立循環器病センター放射線診療部, **心臓内科, ***現 ; 大阪大学医学部放射線医学教室
Journal核医学
Volume24
Number10
Page1581-1586
Year/Month1987/10
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 運動負荷心筋スキャンは冠動脈疾患を診断するために現在不可欠の検査であり負荷心電図などに比して検出率の高いことが認められている. しかし多枝病変になるほど相対的血流差が検出しにくくなるためその診断は困難となる. そのため視覚的判定法に加えて, 各種の定量評価法 (心筋 (washout, 肺野タリウム集積など) が冠動脈疾患, 特に多枝病変の検出の向上ならびに冠動脈病変の重症度判定に貢献している. 運動負荷スキャンのもう一つの利点として心筋のviabilityの判定に有用なことがあげられる. すなわち, 負荷時欠損像の再分布の有無により虚血と梗塞を区別できることである. しかし最近, 完全再分布しない虚血の存在が報告されている. 再分布時間が虚血心筋で必ずしも一定していないので, 一般に報告されている2〜6時間以上の再分布時間を持つ心筋虚血の存在が考慮される. そこで今回われわれは梗塞非合併狭心症に対する運動負荷心筋スキャンの有用性と限界を三枝病変を対象として一枝病変と比較検討したので報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsStress thallium scan, Angina pectoris, Triple vessel disease, Incomplete redistribution

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