Japanese
Title肝胆道シンチグラフィーによる慢性膵炎症例の胆道動態機能の検討
Subtitleノート
Authors伊東久雄*, 下野礼子*, 渡部真二*, 石根正博*, 飯尾篤*, 浜本研*, 平林靖士**, 赤松興一**
Authors(kana)
Organization*愛媛大学医学部放射線科, **第三内科
Journal核医学
Volume24
Number9
Page1387-1392
Year/Month1987/9
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」総胆管は膵頭部をつらぬき, 通常はその末端部で膵管と合流して十二指腸乳頭部に開口しており, 胆道結石に合併する慢性膵炎, あるいは膵頭部癌における総胆管の閉塞等, 胆道病変と膵病変は互いに密接に関連している. 慢性膵炎においても胆道, 特に膵頭部を通過する総胆管周囲の炎症性変化等により, 胆汁の通過状態に何らかの影響を及ぼすことが予想され, 内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)による形態診断では, 慢性膵炎が高度病変になるほど総胆管膵部の異常所見の増加が見られると報告されている. 近年, 肝胆道シンチグラフィーは胆道系の動態機能検査として注目をされてきており, 胆道ジスキネジー等の機能的な異常にも応用されている. 今回, われわれは慢性膵炎における胆道の動態機能を評価する目的で肝胆道シンチグラフィーを施行し, 胆嚢の運動性および胆道の通過状態を検討した結果, 興味ある成績を得たので報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsCholescintigraphy, Tc-99m PMT, Chronic pancreatitis, Biliary system, Kinetic study.

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