Japanese | |
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Title | Tc-99m N-(p-butylphenylcarbamoylmethyl) iminodiacetic acidによる新生児黄疸の肝胆道シンチグラフィー - 先天性胆道閉鎖症と新生児肝炎について - |
Subtitle | ノート |
Authors | 下野礼子*, 伊東久雄*, 最上博*, 飯尾篤*, 浜本研* |
Authors(kana) | |
Organization | *愛媛大学医学部放射線科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 24 |
Number | 7 |
Page | 1025-1030 |
Year/Month | 1987/7 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」先天性胆道閉鎖症は原因不明の肝外胆管の閉鎖により, 生後早期より重篤な黄疸を示す予後不良の疾患で, 唯一の治療法は胆管と消化管の吻合術とされている. 生後60日以内に手術が施行されれば良好な予後が得られるが, この時期を過ぎれば肝硬変への移行が高率であることが明らかとなっており, 生後早期における本症の診断が重要である. 現在, 新生児黄疸患者に対する非侵襲的検査法としては, 一般的な臨床検査成績, 十二指腸液採取による胆汁の証明のほか, 最近では超音波検査法も用いられている. 肝胆道シンチグラフィーは従来より, 重要な診断法の一つとしてその有用性が報告されており, 多くの施設で用いられるようになっている. しかしながら, 諸検査にても診断がつかず, 手術時期を失しないためやむなく試験開腹が行われ, 術中胆道造影にて最終診断が下されることも稀ではない. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Cholescintigraphy, Tc-99m p-butyl IDA, Biliary atresia, Neonatal hepatitis. |